今週の説教

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《今週の言葉》

「そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。」(ルカ1716)

帰るところ

病のゆえに社会から隔絶されていた、十人のこれまで不幸の中での結び合いは、癒しと同時に解体した。かれらはおのがじし道を疾走し始め、中の一人、サマリア人が、神への賛美に立ち帰った。大声に神をほめたたえながら、イエスのもとへと――。

人間というものが、どんなに恩知らずであるかを示す出来事でもあろう。たしかに、十人中一人しか感謝をわきまえる人はいない。けれども、深い真理がここにある。このお方の前で、群像と単独者とがいかに違った意味を持つかという真理が…

十人の一団は、主イエスの深いまなざしで受け入れられ、どんなに切なる叫びをあげたにせよ、イエスとの本格的な出会いは成り立たない。一団が解体し、ばらばらの個人になり、個人として我に還ってはせ参じるときにのみ、キリストとの出会いは起こる「あなたの信仰があなたを救った」との御言葉は、そのような状況においてこそ、語られる。信仰によって救われた人が、新しい人として新しい交わりをつくるのは、そこからである。

 主は、残りの九人、いや、あなたの帰りを待ち続けていたもう。